近距離無線「ZigBee」、2つの家電向け規格を一般公開
ZigBee Alliance(ジグビー・アライアンス)は3日、家電などでの利用を想定した近距離無線規格「ZigBee Home Automation(ジグビー・ホーム・オートメーション)」「ZigBee Remote Control(ジグビー・リモート・コントロール)」の2規格を公開した。同団体のWebサイトでダウンロードできる。
ZigBeeは、最大30m程度の範囲で無線ネットワークを構築できる通信技術。伝送速度が250kbps程度で、国内では2.4GHz帯を利用する。ZigBeeとして取り扱われる規格は、推進団体のZigBee Alliance内で定義、承認されるプロファイル“パブリックアプリケーションプロファイル”のほか、ID番号は団体側に発行されるものの詳細が公開されなかったり、メーカー側が先行公開して団体標準プロファイルになる“製造者定義プロファイル”が存在する。
今回公開された規格のうち、「ZigBee Home Automation」は昨年8月に改訂版パブリックアプリケーションプロファイルが発表され、従来よりセキュリティ面などで機能が強化された。家電機器や照明、セキュリティ機器などでの利用が想定されている。一方、「ZigBee Remote Control」は昨年12月にパブリックアプリケーションプロファイルが発表されており、リモコン機器からテレビなどを操作できる規格となる。
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(関口 聖)
2010/3/4 17:12
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