ドコモ、容量2GBで無料のメールサービス「ドコモwebメール」


 NTTドコモは、パソコンや携帯電話から利用できるWebメールサービス「ドコモwebメール powered by goo」を4月14日より提供する。利用料は無料。

 「ドコモwebメール」は、NTTレゾナントの「gooメール」を活用した、携帯電話/パソコン向けWebメールサービス。他社ユーザーは利用できない。ドコモの携帯電話で利用できる「iモードメール」は、端末本体のメール機能を使ってやり取りし、相手からのメールは、圏内であれば自動的に届く。一方、「ドコモwebメール」は、ブラウザから利用するメールサービスで、メールが届けば、携帯電話宛に着信を通知するiモードメールが届く。

 iモードユーザーであれば利用でき、iモードサイトで任意のメールアドレスとパスワードを登録すれば利用できる。取得できるメールアドレスは、「 ●●@dwmail.jp 」の1つで、取得から24時間経過すると、メールアドレスを変更することもできる。携帯電話/パソコンのブラウザからこのアドレスでメールをやり取りできるほか、携帯電話向けの専用iアプリから利用することもできる。メールボックスの容量は2GB。上限に達するとメール受信ができなくなり、ユーザー自身の手で、保存されたメールを削除することになる。将来的には容量を追加する有料オプションが提供される可能性はあるが、現時点で決まったものはないという。また添付ファイルの上限は20MB。

【お詫びと訂正 2010/3/30 16:50】
 記事初出時、メールボックスの容量について、「上限に達した場合、古いデータから削除される」と記述しておりましたが、正しくは「上限に達するとメール受信ができなくなり、ユーザー自身の手で、保存されたメールを削除することになる」です。お詫びして訂正いたします。


サービスイメージ

 相手ごとに送受信するメールは自動的に整理され、メールマガジンなどもフォルダで整理できる。他のプロバイダーなど最大15のメールアドレス/Webメールアドレス(POP受信対応)をやり取りできる。なお、送信時のメールアドレスは「 ●●@dwmail.jp 」のほか、他社のメールアドレスでも送信できる。iモードメールを自動的に保存できる機能が用意されるが、iモードメールアドレスで送信することはできない。絵文字やデコメもパソコンから利用できる。このほか迷惑メールフィルタやウィルスフィルタ、検索機能、振分機能などが用意される。6カ月利用しなければ、保存データや設定情報が全て削除され、利用停止となる。iモード契約を解約しても利用できるが、パスワード再発行などが利用できない。

 利用できる環境は、Windows XP以上のInternet Explorer 6.0以上、FireFox 3.5以上、Mac OS 10.0以上のFireFox 3.5以上となる。またiアプリ版は903i以降のメガアプリ対応機種、iモードブラウザ版は900iシリーズ以降のFOMA端末で利用できる。なお、APIの開示は検討していないとのこと。

 同社では、「はじめよう!ドコモwebメールキャンペーン」を4月14日~5月31日に実施する。期間中に同サービスへ申込、5月31日時点で利用中、かつ「iモードメール自動保存」を設定しているユーザーから抽選でギフトカードがプレゼントされる。


パソコンからの利用イメージ

iアプリ版利用イメージ

iモードブラウザ版利用イメージ

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(関口 聖)

2010/3/29 18:59