シマンテック、「ノートン2011」ベータ版を日本でも公開


「ノートン インターネットセキュリティ 2011」パブリックベータ版のメイン画面

 シマンテックは21日、「ノートン インターネットセキュリティ 2011」と「ノートン アンチウイルス 2011」のパブリックベータ版を公開した。同社サイトから無料でダウンロードできる。Windows 7/Vista/XP(SP2以上)に対応する。

 シマンテックによれば、ノートン2011製品は従来と比べて、インストール時間やスキャン時間、メモリー使用量などの主要パフォーマンスを維持・向上するように開発されているという。

 機能面では、同社独自のレピュテーション機能に基づいてファイル安全性を評価する「ダウンロードインサイト」がバージョン2.0となり、ブラウザーだけでなく、メールやIMからダウンロードされる全ファイルが検査対象となった。

 このほかベータ版では、通常のウイルススキャンでは検出できないマルウェアを駆除する「ノートン パワー イレイサー」、マルウェア感染のために起動しなくなっPCを起動させるためのリカバリーソフト「ノートン ブータブル リカバリ ツール」も搭載する。

 どちらも単体でダウンロード可能。なお、「ノートン パワー イレイサー」についてシマンテックは、正規のプログラムが駆除の対象となる危険性があるため、「非常に慎重に、かつほかに方法がない場合にのみお使いください」と呼びかけている。

 すでに米Symantecは19日、「Norton AntiVirus 2011」と「Norton Internet Security 2011」のパブリックベータ版を公開済み。今回、日本語のパブリックベータ版が公開されたかたちだ。


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(増田 覚)

2010/4/21 19:47