“地図トリビア”見つけやすく? 「マピオン」がデザイン改良


 株式会社マピオンは17日、地図サイト「マピオン」の地図デザインをアップデートしたと発表した。

 まず、縮尺1/75000の地図で全市区町村の色塗り分けを実施し、1/21000では境界線の表現も改善した。これにより、隣接する市区町村が別の色となって領域が明確になるため、例えば「目黒駅は目黒区ではなく品川区にある」「荒川区に荒川は流れていない」といった“地理トリビア”が一目でわかるとしている。

 1/3000以下の詳細地図では、待ち合わせスポットや有名ビルなど、重要なランドマークを太字フォント・縁取り付きの表現とし、一般の商店や施設よりも目立つようにした。印刷した際にも目立つとしている。


市区町村の色塗り分け表示の例重要ランドマークの太字フォント表示の例

 1/150000以上の広域地図では、標高をグラデーションで表現し、「山の多い日本の地形を実感していただけるクリエイティブを目指した」としている。

 このほか、「サル園」「シマウマ舎」など、主要動物園や大規模テーマパークの園内施設名を新たに掲載。また、「箱根」「八ヶ岳」などの観光地ラベルは、従来の数十カ所から約1000カ所に増やした。


標高のグラデーション表現と、観光地ラベルの表示例




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(永沢 茂)

2010/6/17 15:26