米AOLがソーシャルサイト「Bebo」をマーチャントバンクに売却


 米AOLは17日、同社が保有するソーシャルネットワーキングサイト米BeboをCriterion Capital Partners(以下CCP)に売却したことを発表した。

 CCPは、米国のマーチャントバンクまた金融コンサルティングファームだ。契約の一部として、CCPはBeboが運営する国全てにおける権利と、その運営権を入手する。買収金額など、契約内容については両社共に明らかにしていない。

 この買収とファイナンスは、ビジネスストラテジストであるPaul Abramowitz氏と、インターネット起業家のRichard Hecker氏の協力とアドバイスのもと、CCPのマネージングパートナーであるAdam Levin氏率いるチームによって実現した。

 CCPは直ちにBeboの運営を引き継ぎ、本社は引き続き米国サンフランシスコに置くとしている。

 Beboは2005年に創業。AOLはBeboを2008年3月に8億5000万ドルで買収した。Beboは特に米国、欧州の若者に人気があったが、最近ではユーザー数の落ち込みが報じられるようになっていた。


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2010/6/18 10:28