7月1日からネットカフェで本人確認始まる、東京都の新条例施行
「インターネット端末利用営業の規制に関する条例」の条文 |
東京都内でインターネットカフェを営業する事業者に対して、利用者の本人確認および本人確認記録の作成・保存を義務付ける「インターネット端末利用営業の規制に関する条例」が7月1日に施行される。
本人確認にあたって利用者は、運転免許証やパスポートなど、氏名、住所、生年月日の記載のある書類の提示が求められる。同条例の義務に違反した業者には公安委員会が必要な指示を行い、指示に従わない場合には営業停止命令を出すことも可能。罰則も設け、営業停止命令に違反した場合は1年以下の懲役または100万円以下の罰金を科す。
同条例は、インターネットカフェに設置されたPCを悪用し、不正アクセスを行ったり、他人の誹謗中傷を書き込むなどの犯罪の防止を図ることが狙い。3月に東京都議会で可決・成立した。警視庁では同条例の施行にあたって、AKB48のメンバーをイメージキャラクターに採用したポスターを作成するなどして周知を図っている。
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(増田 覚)
2010/6/28 16:34
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