Google Chromeが世界に続き、日米市場でもSafariのシェアを超える


 アイルランドのアクセス解析調査会社StatCounter社が発表した調査結果によれば、日米両市場でGoogle ChromeがApple Safariのブラウザーシェアを超えたことが明らかになった。

 調査によると、北米市場では2010年第21週から第25週の間に、Google ChromeがSafariのシェアを超えた。最新データでは、Google Chromeは8.96%、Safariは8.26%となっている。

 調査を実施したStatCounter社のCEOを務めるAodhan Cullen氏は、「これはGoogleにとっては驚くべき快挙だ。2年経たずに、米国市場でゼロから約10%まで伸ばしたのだから」とコメントした。

 なお、北米市場でInternet Explorerは52.91%、Firefoxは28.25%だった。

 同様の傾向は日本市場でも見られ、2010年第18週から20週にかけて、ChromeのシェアがSafariのシェアを抜いた。最新シェアでは、Google Chromeが6.7%、Safariが6.1%となっている。Internet Explorerは60.88%、Firefoxは23%だった。

 なお、世界平均ではすでにChromeはSafariを大きく引き離している。Chromeは9.44%で、Safariは4.07%。Internet Explorerは52.78%とシェアを落としているもののまだ半数以上を占め、Firefoxが31.02%で続く。Operaは1.9%。

 StatCounter社では、世界約300万サイトにトラッキングコードを埋め込むことによってアクセス解析を実施している。同社によると、2010年第21週から6月27日にかけて、全世界で36億ページビューを記録。そのうち8億7400万ページビューは米国内からだったとしている。


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2010/6/29 11:36