ロジクール、初のフルHD対応モデルなどウェブカメラ6製品

2010年のロジクール製ウェブカメラのラインナップ

　株式会社ロジクールは8月10日、同社初のフルHD対応ウェブカメラなど、ウェブカメラの新製品4機種6製品を発表した。価格はいずれもオープンプライスだが、ロジクールオンラインストア価格は2480～9980円。上位から2番目にあたる「C510」を除いた3機種5製品は、8月27日に発売する。

　新製品にはすべてテレビ電話ソフト「Logicoool Vid HD」およびユーティリティソフトウェア「Logicool Webcam Software」が同梱される。「Logicoool Vid HD」と合わせて利用することで、新製品4機種は入門機も含め、すべてハイビジョン720p（1280×720）品質のビデオキャプチャに対応する。

　また、Webcamソフトの新機能として、撮影した動画や静止画がワンクリックでYouTubeやFacebookで共有可能になった。そのほか、最近のウェブカメラでは標準となりつつあるが、全製品UVC（USB Video Class）に対応しており、USBに接続するだけでドライバーソフトウェアが自動インストールされる。

　ビデオチャットソフトは、Skype、Windows Live Messengerのほか、Yahoo!メッセンジャー、Gmail Voice and Video Chatなど主要インスタントメッセンジャーにはほぼすべて対応。Ustreamなどの動画配信にも利用できる。

ロジクール製品差別化のポイント。ハイエンドのC910ではカールツァイスを採用。RightLightテクノロジーは、暗めの場所でも人物などを見やすく映す技術	主要ビデオチャットソフトにはほぼ対応する

ビデオエフェクト機能。普及モデル「C310」と入門機「C270」は、画像センサーはどちらも120万画素だが、エフェクト機能の有無などで違いがある	SNSやYouTubeでワンクリックで共有可能な機能を新たに実装した

●カールツァイスレンズ搭載の最上位機「C910」、たたんで携帯できる「C510」

　最上位機種の「ロジクールHDプロ ウェブカムC910」は、同社初のフルHD（1080p）動画の撮影に対応したほか、ステレオマイクを内蔵することで音声の質も向上させた。レンズは従来のハイエンドモデル同様にカールツァイスレンズ、画像センサーは500万画素のセンサーを採用し、静止画撮影はソフトウェア処理により最大1000万画素に対応する。ロジクールオンラインストア価格で9980円（以下、価格はすべてロジクールオンラインストア価格）。

　上位から2番目にあたる「ロジクールHD ウェブカムC510」「ロジクールHD ウェブカムC510」は、今秋発売を予定。30フレーム／秒でHD720p（1280×720）のビデオキャプチャに対応する。200万画素の画像センサーを搭載し、ソフトウェア処理により最大800万画素の静止画撮影に対応。マイクはモノラル。「C510」のみ他機種より遅れて今秋発売を予定する。価格は4980円を予定。

最上位機種の「ロジクールHDプロ ウェブカムC910」	おりたたんでコンパクトに携帯できる「ロジクールHD ウェブカムC510」

●ヘッドセット同梱モデルも用意した普及・入門モデル

　普及モデルの「ロジクールHD ウェブカムC310」は、最大30フレーム／秒でHD720p（1280×720）のビデオキャプチャに対応。120万画素の画像センサーを搭載し、ソフトウェア処理により最大500万画素の静止画撮影に対応する。マイクはモノラル。ヘッドセットを同梱した「C310h」もラインナップし、価格はヘッドセットなしの「C310」が3480円、ヘッドセット同梱の「C310h」が3980円。

　ローエンドの入門機種「ロジクールHD ウェブカム C270」も、最大30フレーム／秒でHD720p（1280×720）のビデオキャプチャに対応。120万画素の画像センサーを搭載し、ソフトウェア処理により最大300万画素の静止画撮影に対応する。マイクはモノラル。ヘッドセットを同梱した「C270m」もラインナップし、価格はヘッドセットなしの「C270」が2480円、ヘッドセット同梱の「C270m」が2980円。

普及モデルの「ロジクールHD ウェブカムC310」	ローエンドの入門機種「ロジクールHD ウェブカム C270」