NTTデータ、ニコ動で試験運用していた不正投稿検知サービスを正式提供開始


サービスのシステム概念図

 株式会社NTTデータは16日、動画共有サイト向けに、第三者が著作権を有するコンテンツの不正投稿を自動的に検出する「コンテンツ特定サービス」の提供を開始した。

 「コンテンツ特定サービス」は、コンテンツホルダーなどから提供されたコンテンツの特徴データを抽出して登録しておき、投稿されたコンテンツの抽出データと照合することで、不正投稿を検出するサービス。

 特徴データの抽出と照合は、音と映像の両方によって行われ、MAD動画や字幕・テロップの付与など、投稿動画特有の編集が追加されたファイルも検知可能だという。また、不正防止だけでなく、コンテンツ特定結果から関連する商品情報や広告に連動させることもできる。

 NTTデータでは、同サービスを2009年10月から「ニコニコ動画」に対して試験運用として提供しており、ニコニコ動画で得られた知見を元に新たに動画共有サイト事業者向けにサービスを展開すると説明。サイト上での適正なコンテンツ管理および収益向上の実現を目指し、海外も含めた様々な動画共有サイトへのサービス展開を図っていくとしている。


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(三柳 英樹)

2010/8/16 17:31