「iTunes 10」リリース、音楽SNSの新機能「Ping」を搭載


iTunes 10

 米Appleは1日、iTunesの最新バージョン「iTunes 10」をリリースした。音楽ソーシャルネットワーク機能「Ping」を新たに搭載したことなどが特徴。Windows 7/Vista/XP SP2以降、Mac OS X 10.4.11以降に対応しており、同社サイトより無料でダウンロードできる。

 Pingでは、お気に入りのアーティストをフォローすることで、そのアーティストが投稿した写真や動画、最新情報を見られるほか、そのアーティストのお気に入りの楽曲やアルバムもチェックできる。

 また、ユーザーはiTunesに自身のプロフィールページを作成でき、フォローしているアーティストや聞いているアルバムなどを公開できる。Recent Activity機能により、友人たちの最新投稿を確認したり、彼らが聴いている楽曲をその場で試聴することも可能。また、フォローしている人が聴いている楽曲のトップ10チャートも表示される。

 Appleによれば、iTunesは今や世界23カ国に1億6000万人以上のユーザーを持つ世界一の音楽コミュニティであるとし、Pingによって新しい音楽に出会う機会が大きく広がるとしている。

 なお、Ping機能は、iPhoneおよびiPod touch(iOS 4以上が必要)のiTunesアプリにも組み込まれている。


アーティストプロフィール画面ユーザープロフィール画面

 このほかiTunes 10では、「AirPlay」による音楽再生が可能。Appleの無線LANアクセスポイント「AirMac Express」がなくても、同技術に対応したスピーカーやオーディオ機器であれば、無線LANまたは有線LAN経由で音声をストリーミング再生できる。AirPlay対応製品は、DENON、marantz、B&W、JBL、iHomeなどから発売されるという。単に音声を流すだけではなく、曲名やアーティスト名、アルバム名、経過時間などもAirPlay対応機器に表示される。


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(永沢 茂)

2010/9/2 12:01