世界で最も危険な国別ドメインはベトナムの「.vn」、マカフィー調査


 マカフィー株式会社は27日、年次報告書「危険なWebサイトの世界分布」を発表した。一般トップレベルドメイン(gTLD)の危険度では、世界で最もトラフィック量の多い「.com」がサイト全体の31.3%、次いで「.info」がサイト全体の30.7%にセキュリティ上の危険性があったという。調査では2700万以上のウェブサイトを分析した。

 国別ドメインの危険度では、昨年39位だったベトナムの「.vn」で、サイト全体の29.4%にセキュリティ上の危険性があったという。昨年1位だったカメルーンの「.cm」は、サイト全体の22.2%が危険であると評価され2位にランクインした。一方、日本の「.jp」の危険度は0.1%と、2年連続で最も安全なドメインとなった。

 今回の結果についてマカフィーは、「日本のドメインの登録プロセスや安全性を高める施策が有効に作用している様子が浮かび上がっている。その一方で、日本には.comドメインのサイトが数多く存在しており、そのリスクも依然高い結果で推移している」とコメントしている。

危険なウェブサイトの世界分布図

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(増田 覚)

2010/10/27 12:35