YouTube、視聴者が選べる動画広告「TrueView」~3月から試験運用
米Googleでプロダクトマネジメントディレクターを務めるShishir Mehrotra氏 |
グーグル株式会社は15日、動画共有サイト「YouTube」において、新たな動画広告メニュー「TrueView」を3月に試験導入することを明らかにした。視聴者が能動的に広告を見たときにだけ広告費が発生するのが特徴。米国では試験運用が行われている。
TrueViewには、広告が5秒間表示された後に、動画コンテンツに進むか、広告を見るかを選べる「インストリーム広告」と、広告一覧の中から1つを選んで閲覧する「インスレート広告」の2つのメニューがある。日本はまず、インストリーム広告の運用を行う。
インストリーム広告は、広告が表示されただけでは課金されず、視聴者がその広告を30秒間(それより短い広告は最後まで)見た場合にのみ広告費が発生する。一方、インスレート広告は視聴者が広告を選択した場合にのみ広告費が発生する。
15日に行われた会見で米Googleでプロダクトマネジメントディレクターを務めるShishir Mehrotra氏は、「視聴者が自ら広告を選べる仕組みを導入することは、広告の価値を高めることにつながる」と述べ、TrueViewが「広告の未来」であるとアピールした。
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(増田 覚)
2011/2/15 16:10
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