Mozilla、「Firefox 4」のリリース候補版を公開


Firefox 4 RC1

 Mozillaは9日、次期ウェブブラウザー「Firefox 4」のリリース候補版(RC1)を公開した。日本語を含む70以上の言語版が用意されており、Windows版、Mac OS X版、Linux版がMozillaのサイトからダウンロードできる。

 Firefox 4では、メニューを左上に配置された「Firefox」ボタンにまとめるとともに、タブを最も目立つ最上部に配置。複数のタブをドラッグ&ドロップでグループ化できる機能など、ユーザーインターフェイスの改善を行っている。

 機能面では、ブックマークや履歴、開いているタブ、パスワードなどのユーザー環境を複数のFirefoxの間で同期できる機能を搭載。アドオンの管理画面では、ユーザーの好みやニーズに合わせたカスタマイズを可能にする拡張機能やテーマを見つけやすくした。

 パフォーマンス面では、新JavaScriptエンジン「イェーガーモンキー」の搭載などにより、現行のFirefox 3.6から性能を向上。このほか、HTML5やCSS3といったウェブ標準技術に対応するとともに、WebM形式の動画への対応や、3Dグラフィックスをブラウザー上で動的に表現する「WebGL」への対応などが行われている。


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(三柳 英樹)

2011/3/10 13:15