任天堂が「Wii U」発表、コントローラには6.2インチタッチスクリーン搭載


 任天堂株式会社は7日、米国ロサンゼルスで開催中されている世界最大のゲーム展示会「E3」において、家庭用ゲーム機「Wii」の後継機「Wii U」を発表した。2012年中の発売を予定している。

 専用コントローラは従来のゲームコントローラ用ボタン類に加え、6.2インチのタッチスクリーン(解像度は未発表)を搭載。加速度系やジャイロセンサー、振動機能、カメラ、マイク、スピーカーなどを内蔵する。サイズは約46×172×268.5mm(高さ×幅×奥行き)。

 コントローラだけでも携帯ゲーム機のように遊ぶことが可能となっている。コントローラで表示しているウェブページを本体に接続したテレビ画面で拡大するといった連携も行える。

 ゲーム機本体はWiiとの後方互換機能により、Wii専用ソフトを楽しめるだけでなく、Wiiリモコンを最大4本まで同時接続でき、ヌンチャクやクラシックコントローラ、クラシックコントローラPRO、バランスWiiボードなどの周辺機器も利用可能となっている。

 ゲーム機本体のハードウェア面としては、Wii U用の12cm高密度光ディスクおよび、Wii用の12cm光ディスクをプレイ可能なセルフローディング式のドライブを1基搭載する。

 ビデオ出力は1080p、1080i、720p、480p、480iに対応。HDMI、コンポーネント、D端子、S端子、コンポジットの各ケーブルをサポートしている。オーディオ出力はAVマルチ出力端子からの出力、およびHDMI端子からのPCMリニア6CH出力に対応する。

 本体の内蔵フラッシュメモリに加え、SDメモリカードや外付けUSBハードディスクドライブを利用することで容量を拡張することも可能。CPUはIBM Powerをもとにしたマルチコアプロセッサーを搭載。4つのUSB 2.0端子も備える。

 E3ではこのほか、Wii用ソフトとして「カービィWii(仮称)」「いただきストリートWii」「マリオパーティ9(仮称)」「ゼルダの伝説 スカイウォードソード」「リズム天国(仮称)」「Wiiリモコンプラス バラエティ」を発表した。


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(増田 覚)

2011/6/8 14:01