iPadアプリ「Flipboard」がコンテンツガイドを刷新、LinkedInも追加


 iPad向けソーシャルマガジンアプリの米Flipboardは6月30日、ブラウズコンテンツを選ぶための「コンテンツガイド」の新バージョン1.5を公開した。また、ソーシャルニュースの中にLinkedInを新たに含めることも発表した。

 FlipboardはiPad専用のアプリで、美しいユーザーインターフェイスによって雑誌のような見栄えでソーシャルメディアやブログ、ウェブサイトなどをブラウズできるようにする。ブラウズするコンテンツは、Flipboardの編集者が選択しており、新コンテンツが随時追加されている。

Flipboard(Flipboard公式ブログより画像転載)

 Flipboardの新しいコンテンツガイドは、Flipboardの画面上部の赤いリボンをタップするとせり出してくる。検索バー、カテゴリーの分類、ソーシャルメディアなどを選択でき、随時読みたいコンテンツを追加していくことができる。

 また、これまでソーシャルメディアとしてはTwitterとFacebookのみ利用できたが、新たにLinkedInが追加された。これにより、LinkedIn会員が読んでいるニュースを業界別にブラウズできるようになった。

 さらにユーザーインターフェイスも改良。人気のある記事は、ユーザーが読んでいる頻度によって上位に表示されるようになる。また、記事を読む際には、タップするだけでフルスクリーンで記事が表示され、読み終わったらフリップするだけで次の記事に移行できるようになった。紙の雑誌のユーザーインターフェイスに似ている。読みたい記事を後で読めるように、InstapaperとRead it Laterにも対応した。

 Flipboardは、iPadが登場して以来、美しいユーザーインターフェイスで雑誌のようにコンテンツをブラウズできることから注目を集め、Kleiner Perkins Caufield & ByersやIndex Venturesなどの有力ベンチャーキャピタルからの出資を受けているほか、賞も多数受賞している。


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2011/7/1 12:43