グリー、スマホ向けゲーム開発ツールとして「AIR 3」を採用


 グリー株式会社は22日、米Adobe Systemsが発表したアプリケーション実行環境「AIR 3」をスマートフォン向けゲーム開発ツールとして採用し、今秋より開発パートナー向けに「Adobe AIR 3.0 Plugin for GREE SDK」を提供すると発表した。

 開発パートナーは、AIR 3で開発するアプリにGREE SDKが提供する機能を簡単に組み込むことが可能になり、ウェブ技術者やFlash技術者などが従来の知識を用いて、ワンソースでAndroidやiOSのネイティブアプリが制作できるとしている。

 AIR 3では、「ネイティブエクステンション」のサポートにより、各OSのネイティブコードで記述されたライブラリが利用可能となり、バイブレーション制御など端末のハードウェア機能を利用したアプリが開発できる。また、新機能の「Captive Runtime」により、アプリとAIRランタイムをパッケージとして配布することも可能となる。

 グリーでは、AIR 3を利用したスマートフォン向けネイティブアプリの提供を今秋に予定しており、今後もAIRを利用したアプリの開発を支援することで、パートナー企業のアプリ開発コストと工数を低減できる環境をさらに整備していくとしている。


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(三柳 英樹)

2011/9/22 14:09