ソニーマーケティング、au網利用のデータ通信「アタッチWiFi」
ソニーマーケティングは、auの携帯電話ネットワーク(3G)を利用したデータ通信サービス「アタッチWiFi」を11月下旬より提供する。
「アタッチWiFi」は、Wi-Fi機器からインターネットを利用できるようにする、データ通信サービス。au携帯電話に装着するWi-Fiアダプタ「NEX-fi/S」(イデアクロス製)を使って、ゲーム機など最大7台のWi-Fi対応機器がいつでもどこでも通信できるようにする。「NEX-fi/S」を装着できるのは、いわゆる従来型の携帯電話(フィーチャーフォン)となっている。ソニーストアでの販売価格は1円とのこと。ソニーマーケティングおよびソニーストアはMVNOではなく、ISPサービスを提供することになり、通信サービスはあくまでKDDI(au)提供のものとなる。また「NEX-fi/S」についてはイデアクロスがサポートする。
利用料は月額1575円で契約期間は1年間。別途、「ダブル定額」など携帯電話のパケット通信料がかかる。また途中解約すると、解除料がかかる。解除料は契約期間によって異なり、たとえば6カ月までの解約は1万1025円となる。通信量が月間1GBまでは下り最大9.2Mbpsとなるが、1GBを超えると、それ以降の通信速度は128kbpsに抑えられる。
ソニーマーケティングでは、ソニーとしてネットワーク対応商品を拡充する方針が背景にあると説明。パソコンの「VAIO」、ソニータブレット、デジタルカメラなど、Wi-Fi機器を提供する中で、より手軽な料金体系で、手頃に利用できるサービスとして提供することにした、と説明している。au以外の通信事業者について「まずはKDDIとスタートすることになったが、他キャリアを制限したものではない」としており、今後、検討するとのこと。「NEX-fi/S」以外の端末の提供は、現在、計画されていない。
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(関口 聖)
2011/9/28 16:45
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