米Google、BlackBerry用Gmailアプリの開発、サポート中止を発表


 米Googleは8日、BlackBerry用Gmailアプリのサポートを、11月22日に中止すると発表した。BlackBerryユーザーに対しては今後、ウェブブラウザーから「www.gmail.com」を利用するよう推奨している。

 すでにインストールされているGmailアプリはそのまま利用し続けることができる。しかしGoogleがサポートすることはない。また端末から削除されてしまったアプリについては、11月22日以降、新規ダウンロードはできなくなる。

 また、Google Appsユーザーが使用しているGoogle Apps Connector for BlackBerry Enterprise Serverのサポートは継続される。

 BlackBerryには企業ユーザーが多く、オバマ大統領が使用していることでも話題になった。日本国内でもサービスを展開している。その一方で、BlackBerryが発売したコンシューマ向けタブレット端末は、期待された程の成果を上げることができていない。

 さらに今年10月には、BlackBerryサービスがほぼ3日間にわたって世界各地で停止するという前代未聞の事態が発生した。同社は謝罪として100ドル分のアプリ購入権と、企業ユーザーに対しては無料サポート権を提供したが、アプリマーケットである「BlackBerry App World」には登録アプリ数が少ないことや、企業ユーザーに対してトラブルの際に無料サポートを提供するのは当然のことだとして、この対応に対しても批判の声が上がった。こうした顧客対応のまずさや、iOS端末やAndroid端末の厳しい攻勢を受け、BlackBerryの将来に暗雲が立ち込めているとする評論家は多い。米Googleがスマートフォン市場の一角を占めるライバルBlackBerryに対して、このタイミングでGmailアプリのサポートを中止したことは興味を引く。


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2011/11/10 12:08