「Google日本語入力」、Android版が登場


 グーグルは、Android向けに文字入力アプリ「Google日本語入力」の提供を開始した。まずはβ版とされ、利用料は無料。

 「Google日本語入力」は、Android搭載端末で、文字を入力する際、漢字変換や予測変換などが利用できるアプリ。これまでパソコン向け(Windows/Mac OS)が提供され、Web上のデータを元にした辞書や、Googleアカウントを介して異なるパソコンの間でユーザー辞書を同期する機能などが用意されてきた。今回のAndroid版は、メール作成、地図検索、SNSへの投稿など、モバイルならではの利用シーンにフォーカスを当てて、そういったシーンでよく利用される語彙を中心に辞書を構築した。たとえば「東京都中央卸売市場」といった地名、「織田信秀」などの人名、「Trattoria(とらっとりあ)」などの外国語がサポートされている。「きょう」と入力すれば当日の日付が、「いま」と入力すれば現在時刻が変換候補に表示される。

 顔文字入力も可能で、テンキー配列の携帯電話風入力やフリック入力、その両方の同時利用もできる。ただしユーザー辞書の登録(単語登録)など、搭載されていない機能もある。

 Android 2.1以上の端末で利用できるが、タブレットキーやハードウェアキーによる入力はサポートの対象外とされている。また圏外でも利用できる。


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(関口 聖)

2011/12/15 12:04