米Nuance、iPad向けノートアプリ「PaperPort」に英語音声認識入力機能を追加


PaperPort Notes

 米Nuanceは25日、同社のiPad向けノートアプリ「PaperPort Notes」に英語音声認識入力機能を追加したことを発表した。アプリは現在バージョン1.1としてApp Storeから無料ダウンロードできる。

 「PaperPort Notes」は、手書きで図表や絵を書き込み、注釈をつけ、PDFとして送信したり、Google Docsで共有するなどの機能を持ったノート取りアプリ。今回のアップデートで、音声によって素早く文字を入力できる機能が備わった。

 PaperPortではそのほかにもオーディオメッセージの挿入、ノートの編集や検索、iPad2内蔵カメラで撮影した画像やウェブコンテンツの挿入なども可能だ。

 ドキュメント共有機能で対応しているサービスはGoogle Docs、Box.net、DropBox、Evernote、PaperPort Anywhereの4種類。また、作成したドキュメントはPDF保存できるので、メールに添付するなどの共有方法も可能だ。

 なお、Nuanceが無料公開している音声認識アプリ「Dragon Dictation」では日本語にも対応しているが、現時点でPaperPortは日本語による音声認識入力に対応していない。

 Nuanceの発表によると、PaperPortではこのDragon音声認識技術をモバイル向けソフトウェア開発キットを使用して「ほんの数日で」組み込んだとしている。同社では、このキットを利用できる「NDEV Mobile Developer Program」をアピールしている。


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2012/1/26 11:22