マイクロソフト、4月の月例パッチは“緊急”4件を含む計6件


 日本マイクロソフト株式会社は6日、4月11日に公開を予定しているセキュリティ更新プログラム(修正パッチ)に関するセキュリティ情報6件を公開した。修正する脆弱性の最大深刻度は、4段階で最も高い“緊急”が4件、2番目に高い“重要”が2件。

 最大深刻度が“緊急”となっている4件は、Internet Explorer(IE)、Windows、.NET Framework、Office、SQL Serverなどが対象。IE関連の修正パッチはIE 9/8/7のいずれもが対象で、脆弱性の最大深刻度はWindows 7/Vista/XP環境では“緊急”、Windows Server 2008 R2/2008/2003環境では4段階で3番目の“警告”となっている。

 Windows関連の修正パッチ2件は、どちらもWindows 7/Vista/XPおよびWindows Server 2008 R2/2008/2003が対象で、どの環境でも脆弱性の最大深刻度は“緊急”となっている。

 OfficeおよびSQL Server関連の修正パッチは、Office 2010/2007/2003が対象となっているほか、SQL Server 2008 R2/2008/2005/2000、BizTalk Server 2002、Commerce Server 2009 R2/2009/2007/2002などのサーバー製品や開発ツールなどが対象。脆弱性の最大深刻度は、すべてのソフトウェアで“緊急”となっている。

 このほか、最大深刻度が“重要”の修正パッチとして、Forefront United Access Gateway関連とOffice関連の計2件の公開が予定されている。


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(三柳 英樹)

2012/4/6 11:47