約6万字収録「IPAmj明朝フォント」がバージョンアップ


 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は18日、人名に使われる漢字など約6万字を収録した文字フォント「IPAmj明朝フォント」および文字情報一覧表をバージョンアップして公開した。

 IPAでは、内閣官房情報通信技術(IT)担当室および経済産業省とともに文字情報基盤事業を推進しており、人名などの漢字を効率的に扱う基盤として、約6万文字を収録した文字フォントと、文字に関する各種情報を収録した文字情報一覧表を公開している。

 今回、「在留カード等に係る漢字氏名の表記等に関する告示(2011年法務省告示第582号)」に示された文字のうち、IPAmj明朝フォントに含まれていなかった100文字と、戸籍統一文字に追加された3文字のうち含まれていなかった1文字を追加した。また、一部の文字についてデザインの修正を行い、品質向上を図った。

 今回のバージョンアップについてIPAは、7月9日にスタートする新しい在留管理制度に関連した実務への対応をはじめ、行政機関におけるIPAmj明朝フォントを利用した文字の相互参照が一層便利で正確なものとなり、住民の利便性向上や行政機関の効率化が期待されるとしている。


関連情報


(増田 覚)

2012/6/19 14:26