Facebookの国内サイト訪問者数が1700万人突破、1年で2倍


 ネットレイティングス株式会社は26日、5月におけるFacebookの日本国内のサイト訪問者数が1724万1000人に達したとの調査結果を発表した。4月の1483万1000人から241万人増の大幅な増加となった。前年同月の820万4000人と比較すると2.1倍で、年間を通しても訪問者の増加傾向に衰えは見えないという。

 これは、Nielsen/NetRatingsが提供するインターネット利用動向調査サービス「NetView」のデータをとりまとめたもの。家庭および職場のPCからのアクセスを対象としている。

Facebookの日本国内のウェブサイト訪問者数の推移

 5月における「www.facebook.com」に対する流入元で多かったのは検索経由で、「search.yahoo.co.jp」が167万3000人、「www.google.co.jp」が155万1000人。また、「headlines.yahoo.co.jp」が117万2000人、「transit.loco.yahoo.co.jp」が91万1000人で、4月から5月にかけてYahoo! JAPANのコンテンツからの流入も増加した。ネットレイティングスでは、Facebookの上場で大きな話題になったことで検索経由の流入が増えたこと、4月中旬よりYahoo! JAPANの主要サービスがFacebookとの本格的な連携を開始したことなどが要因とみている。

Facebookの主要流入元ドメインと流入者数推移

 リーチ(インターネット利用人口を母数とした利用者の割合)は29.1%で、インターネット利用者の約3割が訪問していることになる。こちらも4月の24.4%から伸びているが、世界各国におけるFacebookのリーチと比較すると日本は低く、「まだ十分に成長余地を残しているという見方ができそうだ」(ネットレイティングスシニアアナリストの西村友博氏)としている。Facebookのリーチは、ブラジルで77.9%、イタリアで70.8%と7割を超えているのをはじめ、スペイン、フランス、オーストラリア、米国、英国で60%台後半。韓国でも39.3%となっている。


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(永沢 茂)

2012/6/26 16:44