NTT ソフトウェア、「クラウド推進室」「ビッグデータ推進室」を新設


 NTTソフトウェア株式会社は6月29日、同社技術開発センター内に2つの推進組織、「クラウド推進室」と「ビッグデータ推進室」を7月1日に新設すると発表した。

 NTTソフトウェアでは新設の背景として、クラウド技術とビッグデータ処理技術は、情報処理システムの構築だけに留まらず、複数拠点にまたがるデータセンターや大規模データストレージの構築に不可欠となっており、また技術革新が進み、新サービスの開発などによる市場拡大が期待される分野であることを挙げている。

 クラウド推進室では、NTTソフトウェアが有する大規模システム制御技術と運用技術、OSS(オープンソースソフトウェア)技術をベースに、クラウド技術の確立を行う。OpenStack やCloud Foundryなどのオープン系技術に関する開発を強化し、OSS コミュニティへの貢献、社外への情報発信を積極的に行っていく。こうした活動を通じ、顧客のニーズに応えるクラウド技術を活用したソリューションの提供につなげる狙いだ。

 ビッグデータ推進室は、NTTグループと取り組んできた大量データ処理・大規模分散処理などのビッグデータ関連の技術開発と運用ノウハウの蓄積を活性化する。合わせて、OSSのリレーショナルデータベース管理システムとして注目を集めるPostgreSQLに関しても、保守メニューの強化・外部研修などを展開し、顧客の導入支援や使い勝手の強化を目指す。




関連情報


(工藤 ひろえ)

2012/6/29 16:34