Huluがギャガ/円谷プロと提携、英国王のスピーチやウルトラマンなど配信


 月額980円でドラマや映画などが見放題のサービス「Hulu」を運営するフールージャパンは4日、映画配給会社のギャガおよび円谷プロダクションとのコンテンツパートナーシップを締結したと発表した。

 9月4日から順次視聴可能となるギャガ作品は以下の通り。英国王のスピーチ/オペラ座の怪人/オーシャンズ/ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女/ミレニアム2 火と戯れる女/ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士/皇帝ペンギン/蛇にピアス/プレステージ/ナイロビの蜂/バベル/真珠の耳飾りの少女/ヒトラー ~最期の12日間/しあわせの雨傘/トーク・トゥ・ハー/21グラム。

ギャガ作品の一部

 9月4日から順次視聴可能となる円谷プロダクション作品は以下のとおり。ウルトラマン/ウルトラセブン/帰ってきたウルトラマン/ウルトラマンA/ウルトラマンガイア/ウルトラマンコスモス/ウルトラマンネクサス/ウルトラマンマックス。

円谷プロダクション作品
フールージャパンでマネージング・ディレクターを務めるバディ・マリーニ氏

 Huluの日本版サービスは2011年9月に開始。現在はハリウッド映画や海外テレビドラマシリーズ、日本の映画、アニメなど、28社が提供する約1000本の映画と1万話以上のテレビ番組の視聴が可能となっている。

 会員数は非公表だが、フールージャパンでマネージング・ディレクターを務めるバディ・マリーニ氏は、「テレビ東京をはじめとする日本のテレビ局との提携や価格変更(月額1480円から980円に値下げ)、キャンペーンの結果、順調に会員が増えている」とサービス開始から1年を振り返った。

 視聴対応デバイスはPCに加え、インターネットに接続されたテレビ、スマートフォン、タブレット、ゲーム機、セットトップボックスなど「PCを除いて5000万台以上のデバイスが市場に出ている」(マリーニ氏)。最近では8月に任天堂「Wii」に対応したほか、9月4日にはアップルのセットトップボックス「AppleTV」にも対応した。

 フールージャパンはサービス開始1周年を記念したキャンペーン「Hulu アンバサダープロジェクト」を9月12日から開始する。同キャンペーンでは、FacebookやTwitterを通してHuluに関する情報発信を行うユーザーを「Hulu アンバサダー」に任命。特設サイトから新規にHuluに登録したユーザー先着1万人に対して、無料トライアル期間を従来の2週間から1カ月に延長する。


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(増田 覚)

2012/9/4 14:42