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角川とドワンゴ、新たな広告サービスの合弁事業で基本合意

 株式会社角川グループホールディングス(角川GHD)と株式会社ドワンゴは25日、両社の合弁事業として、2013年3月より新たな広告サービスを共同展開することで基本合意したと発表した。

 ドワンゴの子会社で広告代理業を手がける株式会社スカイスクレイパーの株式の60%を角川GHDが取得して子会社化するとともに、同社を「株式会社スマイルエッジ」に社名変更。角川GHDおよびドワンゴのリソースを活用しながら、新しい広告企画の制作・販売事業を行うとしている。

 すでに角川GHDとドワンゴは、業務・資本提携のもとでデジタルコンテンツ販売などで連携しており、今回の合意はその一環。広告業界の売上が紙媒体で長期的に減少、逆にネット広告では増加する中で、「豊富なコンテンツと情報編集力を有する角川GHDと、ネット事業における先見性と豊富なノウハウを有するドワンゴが互いのリソースを活用することで、紙とネットが融合した新しい形の広告サービスを開発できる」としている。

 新会社の資本金は9900万円、出資比率は角川GHDが60%、ドワンゴが40%となる予定。

(永沢 茂)