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国内アプリ利用者トップは「LINE」、ニールセンのスマホ視聴率調べ

 ニールセン株式会社は20日、日本国内のスマートフォンのウェブサイト訪問状況やアプリ利用状況を計測する視聴率サービス「Mobile NetView」を開始した。3月度のデータによれば、スマートフォンからのインターネット利用者(アプリ利用者とウェブサイト訪問者の合計)は2748万人。1人あたりの利用時間は40時間2分だった。

 アプリのみに絞り込むと利用者は2745万人、利用時間は31時間27分、ウェブサイトのみに絞り込むと訪問者は2676万人、訪問時間は13時間9分となり、アプリの利用時間がウェブサイトの2倍超となっている。

スマートフォンからの月間インターネット利用状況

 アプリ利用者とウェブサイト訪問者の両方を合算したサービスごとの訪問者ランキングでは、1位がGoogle(2683万人)、2位がYahoo!(2444万人)、3位がFacebook(1980万人)だった。

スマートフォンによるサービスランキング

 アプリ限定の訪問者ランキングでは、LINE(1713万人)でトップとなり、2位のGoogle Play(1619万人)、3位のGoogle Maps(1423万人)を上回った。ウェブサイト限定の訪問者ランキングは1位がGoogle(2304万人)、2位がYahoo!(2255万人)、3位が楽天(1831万人)だった。

スマートフォンによるアプリとウェブサイトの利用状況ランキング

 Mobile NetViewは日本全国の4000人(iOS、Android各2000人)の調査協力モニターから取得するアクセスログ情報をもとに作成されている。従来のアンケート調査と異なり、実際のユーザーのアクセス記録に基づくデータを提供できるのが特徴だという。

Mobile NetViewのサービス概要

(増田 覚)