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Yahoo!ポイントがTポイントへ、T-IDがYahoo! JAPAN IDへ、7月1日に統一

ポイント・ID切り替えについての案内ページ

 ヤフー株式会社(Yahoo! JAPAN)とカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(CCC)は、両社のポイントサービスとIDを7月1日に統一すると発表した。「Yahoo!ポイント」を「Tポイント」に切り替える一方、「T-ID」は「Yahoo! JAPAN ID」へ切り替える。

 Yahoo! JAPANでは、「Yahoo!ショッピング」をはじめとした同社のポイント対象サービスや提携サイトで付与しているYahoo!ポイントを、Tポイントに切り替える。今までにためたYahoo!ポイントは自動的にTポイントに移行され、移行後のポイントは、インターネット上だけでなく、TSUTAYAやファミリーマートをはじめとした全国のTポイント提携店舗(100社/約5万7000店舗)でも1ポイント=1円として利用できるようになる。ただし、Yahoo! JAPANにリアルのTカード番号を登録することが必要。このため、Tカードを保有していない場合は、名称こそTポイントに変わるものの、従来のYahoo!ポイントと同様にインターネット上の対象サイトでのみ利用していくかたちになる。

 一方、CCCでは、「Tサイト」や「TSUTAYA online」などを利用するための共通ログインIDであるT-IDを、Yahoo! JAPAN IDに切り替える。案内期間を経た後、T-ID自体は提供を終了する予定となっており、その後もTサイトなどを利用するにはYahoo! JAPAN IDが必要になる。すでにYahoo! JAPAN IDを持っているT-IDユーザーは、連携手続きをすることでYahoo! JAPAN IDに移行できる。移行後は、Yahoo! JAPAN IDを使って、TサイトなどのTポイントサービスを利用できるようになる。

 Yahoo! JAPANとCCCは2012年6月、ポイント事業で戦略的資本・業務提携することに基本合意していた。その後、CCCは同年10月、Tポイントの運営事業を、新設した株式会社Tポイント・ジャパンに分割。さらに2013年4月26日には、Yahoo! JAPANがTポイント・ジャパンに対する15%の出資およびYahoo! JAPAN代表取締役・宮坂学氏の役員派遣を完了しているという。

 両社では、ポイントおよびIDの統一により「ネットとリアルを横断した日本最大の共通ポイントサービスが誕生する」としているが、Yahoo! JAPANによれば、現時点ではショッピング履歴などの共有・統合は行われないという。Yahoo! JAPAN IDで登録した会員情報は当然ながらYahoo! JAPAN側で保有することになるが、そのIDとひも付けられるTポイントアカウントの情報については、ポイント残額・使用額・付与額といった情報のみが共有されるかたちだ。商品・サービスの購入履歴などの情報は、CCCやYahoo! JAPAN、あるいは各提携サイトがそれぞれ保有。Yahoo! JAPANが保有するインターネット上の行動履歴などの情報も、CCC側に提供することは現時点で計画していないとYahoo! JAPANでは説明している。

 移行スケジュールなどの詳細は、案内ページにて告知していく。

(永沢 茂)