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電通、YouTubeマンガ雑誌「MANGAPOLO ZERO」を来春創刊、次世代マンガ家発掘

 株式会社電通は11日、YouTubeマンガ雑誌「MANGAPOLO ZERO(マンガポーロゼロ)」を来週創刊すると発表した。電通がYouTubeに開設している公式チャンネル「MANGAPOLO(マンガポーロ)」内で配信する。プロ・アマ問わず投稿作品のオーディションを実施し、選抜メンバーによる新作マンガを連載するという。

MANGAPOLO ZERO

 MANGAPOLOは、マンガと読者との出会いを創出するためのプロジェクトで、「Discover New Manga」がテーマ。2013年2月にYouTube内にチャンネルを開設し、「ドラゴンボール」など既刊の人気マンガ作品を国内外に配信している。

 来春創刊するMANGAPOLO ZEROは、MANGAPOLOの1つのコーナー(再生リスト)として新設するもの。投稿作品をMANGAPOLOチャンネルで公開し、チャンネル登録者や一般のYouTubeユーザーによる視聴回数・反響などを参考に、現役マンガ家が審査して連載マンガ家を決定する。

 オーディションの受付期間は2014年3月末まで。応募作品は1月以降に順次公開され、5月に入選者を発表する予定だ。大賞には賞金100万円が贈られるほか、MANGAPOLO ZEROでの1年間の連載および原稿料という特典がある。

 電通では「この企画を通して生まれた作品が、世界中で親しまれるとともに、出版社やマンガ家にとっての新しいコンテンツの創出方法につながっていくことを期待している」という。

(永沢 茂)