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freee、コストや機能で比較できる「世界一ラクにできる銀行比較サイト」開設

年間コスト、所在地、Mac対応や帳票の出力可能日数などで比較が可能

 クラウド会計ソフト「freee(フリー)」を運営する株式会社freeeは1月31日、全国約130の銀行と約260のプランから「世界一ラクにできる銀行比較サイト」をオープンした。

 ユーザーは、営業時間、入出金帳票の出力可能日数、所在地などの条件を指定し、銀行・オンラインバンクを比較できる。また、振込手数料など1年間にかかるコストを想定した独自の指標「年間コスト」を算出。銀行を変更するだけで、個人口座で年間最大6万4860円、法人の場合はそれ以上の手数料を節約できるという。

freeeが開設した「世界一ラクにできる銀行比較サイト」
http://banks.freee.co.jp/

 freeeは銀行口座の銀行口座やクレジットカードの明細を自動で取り込み、記帳を自動化する点を最大の特徴とするクラウド会計サービス。銀行口座の自動取り込みについては、2013年末時点で地銀や信用組合なども含め、法人・個人合わせて1600の口座に対応している。

 このため銀行口座について、ユーザーから会社設立時に開設した銀行口座の選択を後悔しているという声を聞くことが多く、また法人向け口座に関してはコストや立地も含めた利便性までを比較できる情報がほとんどないことから、比較できるサイトを公開したという。

 「世界一ラクにできる銀行比較」では、現在メガバンク、地方銀行の比較に対応。今後、信用金庫、信用組合、労働金庫、JAバンク、JFマリンバンクにも対応を予定する。

 検索条件は、freee独自の指標「年間コスト」のほか、ネットバンクの有無、営業時間(ネットバンキング)、銀行の所在地、入出金帳票の出力可能日数、ネットバンキングのMac OS対応、CSV出力対応、Pay-easy 対応、freeeの自動で経理対応で比較が可能。銀行名で検索して、これらの条件を確認することもできる。

 全自動のクラウド会計ソフト「freee」は、簡単な登録を行うことで3カ月無料で利用可能。無料プランでは3カ月を超えたデータが保持できないほかは、有料プランのほぼすべての機能が利用できる。有料プランは個人事業者向けが月額980円、法人向けが月額1980円。

(工藤 ひろえ)