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Google初のSNS「Orkut」、9月30日にサービス終了

 米Googleは6月30日、Googleが最初に手掛けたSNS「Orkut」を9月30日にサービスを終了すると発表した。

 Orkutは、Googleの従業員が勤務時間の20%を自分の好きなことに使える「20%ルール」から生まれたSNSで、2004年1月に提供を開始。Googleが初めてソーシャルネットワークの分野に進出したサービスで、ブラジルやインドなどで多くの利用者を集めていた。

 エンジニアリングディレクターのPaulo Golgher氏は、この10年でYouTubeやBlogger、Google+といったサービスが加わり、これらのコミュニティの成長がOrkutを上回ったため、Orkutを終了することにしたと説明。サービス終了日は9月30日で、プロフィールデータやコミュニティ内の記事、写真などは「Google Takeout」により2016年9月までエクスポートできるという。6月30日からはOrkutの新規アカウント作成も停止した。

 また、公開されたコミュニティについてはアーカイブ化して、サービス終了後も閲覧できるようにする計画だと説明。ユーザーが投稿などの公開を希望しない場合には、Googleアカウントの設定から削除できるとしている。

(三柳 英樹)