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「SC-55」や「SC-88」がiOSアプリで復活、ローランドが「SOUND Canvas for iOS」発売

 ローランド株式会社は29日、iOSアプリ「SOUND Canvas for iOS」をiTunes Storeで発売した。価格(税込)は2000円だが、2月10日まで特別価格1500円。iOS 8.1.2以降に対応する

SOUND Canvas for iOS

 1990年代にDTM用の定番音源として普及したローランドの「SOUND Canvas」シリーズをiOSのソフトウェア音源アプリとして復活させた。1600音色/63ドラムセットを内蔵しており、楽器16パートを同時に鳴らせる。内蔵エフェクトはリバーブ、コーラス、ディレイ、2バンドEQに加え、64種類のインサーションエフェクトを装備。SOUND Canvasシリーズの互換性を最大限確保するとともに、最新技術による高演算精度により高品質サウンドを実現したとしている。プレーヤー機能も備えており、スタンダードMIDIファイル(SMF)を再生できる。

 音色マップは「SC-55」「SC-88」「SC-88Pro」「SC-8820」の4種類を搭載。SOUND Canvasシリーズ用に作られた過去の膨大な楽曲データをそのまま鳴らせるという。このほか、「CM-64」およびGM2の音色配列のSMF再生にも対応する。

 ローランドのプレスリリースには、1991年発売のSC-55から、今回発売のSOUND Canvas for iOSに至るまでの歴史が参考資料としてまとめられている。SOUND Canvas for iOSの開発にあたっては、「NIFTY-Serve」のMIDIデータ・フォーラムで活動していたユーザーにも連絡を取って意見を求めたという。

SOUND Canvasスキン(iPad用画面)
Playerスキン(iPad用画面)
SOUND Canvasスキン(iPhone用画面)
Playerスキン(iPhone用画面)

(永沢 茂)