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全国のイオンで電子雑誌サービス販売開始、「るるぶ」シリーズ124冊など175誌が読み放題

 株式会社オプティムは、電子雑誌サービス「タブレット使い放題・スマホ使い放題」(以下、タブホ)の販売パートナー拡大を発表した。6月6日より全国のイオンでも販売を開始する。「イオンモバイル」ブランドで展開する格安スマートフォン「イオンスマホ」やタブレット端末のほか、イオンで販売している他社MVNOサービスなどの購入時に、店頭であわせてタブホを契約できるようになるという。

 タブホは、iOS/Androidのタブレット端末/スマートフォン向けにオプティムが提供している電子雑誌の定額制サービス。ビジネス・経済誌、男性誌、女性誌、釣りや猫、将棋、カメラ、ガジェット、クルマ、スポーツ、グルメ、ファッションなど趣味・カルチャー・生活関連の専門誌のほか、旅行ガイド「るるぶ」シリーズなど、出版社19社の175誌をラインナップする。最新刊はあえて扱わない“準新刊”専門サービスと位置付けているのが特徴だ。これにより、各誌のフルコンテンツ(一部の出版社を除く)が読み放題となるサービスが紙・電子の雑誌新刊マーケットとの競合を避け、月額500円ほどの低額料金で実現できたとしている。

 提供されるバックナンバーの範囲は雑誌によって異なり、最大1年分。現時点では175誌の445冊を読むことができる。なお、175誌のうち124誌(124冊)は「るるぶ」の47都道府県シリーズや海外シリーズで占められており、準新刊ではなく最新刊が提供されている。

 るるぶ以外の雑誌は、「週刊東洋経済」「週刊プレイボーイ」「GoodsPress」「GetNavi」「CAPA」「Mac Fan」「OZmagazine」「dancyu」「ル・ボラン」「つり人」「フットボリスタ」「将棋世界」など51誌となる。さらに6月中には「週刊現代」「FRIDAY」「素敵な部屋づくり」「アメ車マガジン」など14誌が追加される予定だ。

 オプティムでは、App StoreおよびGoogle Playを通じてタブホをコンシューマー向けに直接販売しているほか、販売パートナー経由あるいはタブレット端末とのセット提供といったかたちでも事業展開している。今年1月にはフレッツ会員向けにNTT東日本でも取り扱いを開始したほか、4月からはNTTぷららの電子書籍サービス「ひかりTVブック」のオプションとしても提供が開始された。

 オプティムでは今回のイオンに続き、全国190店舗以上を運営するピーアップの携帯ショップ「テルル」などにも販売パートナーを拡大。また、ISPやMVNO事業者などを通じた販売も予定しているという。

【追記】
 記事初出時、イオンでの販売開始日を「6月3日」としておりましたが、「6月6日」に変更になりました。

(永沢 茂)