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スマートメーターと無線接続して電力使用量を取得できるUSBドングル、NTT東が5000円で販売開始
(2015/7/14 11:43)
東日本電信電話株式会社(NTT東日本)は13日、同社が提供するHEMS(Home Energy Management System)サービス「フレッツ・ミルエネ」向けとなる「スマートメーター対応USBドングル」および「リアルタイム遠隔家電操作機能」を提供開始した。
USBドングルは、スマートメーターと無線通信(920MHz帯を利用したWi-SUN規格を利用)することで、正確な電力使用量を計測できる機器。ドングルをフレッツ光のホームゲートウェイに接続することで利用可能だ。また、SMA(Smart Meter Application)認証を取得している。価格は5000円(税別)で、買い切りとなる。
取得した電力使用量のデータは、USBドングルの接続元となるホームゲートウェイを経由して、一度NTT東日本のクラウドサービスにアップロード。フレッツ・ミルエネで提供するサービス同様に、PCやスマートフォンのブラウザーから電力使用量を確認できる。なお、現時点では東京電力管内でのサービス提供となる。
また、USBドングル購入者向けにスマートフォンアプリ「ミルエネ家電コントローラー」を無料で提供。USBドングルに内蔵された遠隔操作ソフトをホームゲートウェイにインストールすることで、ECHONET Liteに対応した家電のリアルタイム遠隔操作が可能となる。対応OSは、iOS 6.0~8.1.2、Android 4.1~4.4.1。
アプリから出力された指示は、同社の遠隔操作サーバーに一度送られ、その後ホームゲートウェイを経由して家電を操作するため、外出先からの家電操作も可能。これまで、5分ほどのタイムラグが発生していた家電操作もリアルタイムに行うことができるとしている。対応家電は、シャープ、東芝ライフスタイル、パナソニック、富士通ゼネラル、三菱電機から発売されているエアコンの一部。