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手ブレ補正機能搭載で移動中でも描ける、マンガ制作スマホアプリ「メディバンペイント ミニ」

 株式会社メディバンは23日、Androidスマートフォン向け無料イラスト/マンガ制作アプリ「メディバンペイント ミニ」を提供開始した。対応OSはAndroid 4.0以上。iOS版は今夏提供予定。

「メディバンペイント ミニ」

 スマートフォンの比較的小さな画面でもマンガ制作ができるよう、UIをスマートフォン向けに最適化。「カラー」「ブラシサイズ」「色の不透明度」といった利用頻度の高い機能は専用バーを用意し、パネルを開かずに直接操作可能。特にカラーは「色相/彩度/明度」で操作する「HSVバー」を搭載したことで、直感的にカラーを選べるとしている。利用頻度の高いツールを登録できるショートカットパネルを配置している。

 歩きながらや走行中の電車・バスの中でも制作できるよう、手ブレ補正機能を搭載。筆圧検知にも対応しており、サムスンのGalaxy Noteシリーズといった筆圧検知対応スマートフォンでは、筆圧に応じた線などペンタブレットのように描くことができる。

手ブレ補正機能を搭載
レイヤーは枚数制限無しに利用可能
「HSVバー」を搭載するほかカラーパレットなども表示可能

 同社ではAndroidタブレット向けアプリ版を6月にリリースしている。アプリ自体はスマートフォン版、タブレット版とも同様だが、画面サイズによってUIを分けており、画面サイズを7インチ以上と判定した場合は、「メディバンペイント タブレット」として起動し、それ以下の画面サイズでは「メディバンペイント ミニ」として起動する。

 搭載している機能はPC版、タブレット版と同じ。ブレンド機能を備えたレイヤー機能は枚数無制限で利用できるほか、筆圧によって濃さが変わるブラシや、水彩画のような色を混ぜることもできるブラシ、絵の具を指先でなぞったような表現が可能なブラシなど、複数のブラシを搭載している。また、トーンや背景、テクスチャーなどの素材850種類以上のほか、フォントワークス社のフォント20書体を利用できる。すべて商用利用が可能。

各種ブラシを搭載。筆圧検知対応スマートフォンでは筆圧検知可能

 データは容量無制限のクラウドストレージに保存可能で、複数ページのイラスト/マンガを描いても、スマートフォン内のストレージを圧迫しないとしている。また、クラウド同期機能により、PC版などでの制作環境をスマートフォン上に再現することが可能。チーム機能も搭載し、複数のメンバーで1つのイラスト/マンガを制作できる。

(山川 晶之)