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キヤノン専用トップレベルドメイン「.canon」登場、グローバルサイト運用開始

 キヤノン株式会社は16日、同社専用の新gTLD「.canon」による最初のウェブサイトの運用開始を発表した。これまで「www.canon.com」で運用していた同社グローバルサイトを刷新し、同日より「global.canon」に移行する。

 新gTLDとは、かつては「.com」「.net」など20種類余りに限られていたgTLD(generic Top Level Domain:分野別トップレベルドメイン)について、社名、地名、一般名詞などの文字列を企業などが新設して運用できるようにする枠組み。全部で千数百種類が登場する見込みで、そのうち1000種類近くがすでにインターネットのルートゾーンに追加されている。

 .canonは同社が2015年2月に取得完了していたもので、キヤノングループの企業やサービスのみで使用することになっている。そのため、キヤノンのウェブサイトであるという識別が容易になり、ユーザーが安心してインターネット上の情報にアクセスすることができるとしている。

 global.canonは、まずは英語のみに対応。今後、対応言語を追加し、年内に日本語に対応予定。

(永沢 茂)