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日本ではクリスマス中止のつもりか? 「.christmas」使った日本語サイト皆無

 千数百種類という膨大な数のgTLDを名前空間に追加する“新gTLD”。中には、「わざわざgTLDを作って、いったいどれだけニーズがあるのか?」と思えるニッチな分野を示す文字列のgTLDもある中、世界的にもかなりメジャーな文字列と言えるのが「.christmas」(クリスマス)だ。しかし、株式会社インターリンクがちょっとだけ調べてみたところ、日本ではこの新gTLDの存在が浸透していない可能性があるという。

新gTLD「.christmas」のイメージ(インターリンク)

 「.christmas」は、今年7月より一般登録の受付が始まっている新gTLD。日本でも、インターリンクの「ゴンベエドメイン」やGMOインターネット株式会社の「お名前.com」などで同gTLDのドメイン名登録サービスを提供している。海外では「amazon.christmas」「decadence.christmas」など、クリスマス商品に特化したサイトで使用されている事例もあるという。

 一方、日本では、今年のクリスマスまですでに1カ月を切っている11月27日の時点になっても「.christmas」を使用した日本語サイトは見つからなかったというのだ。インターリンクが「Google Page-Specific Search(ドメイン指定検索)」を使って調査したところ、新gTLDの「.christmas」を使用して日本語で構成されたサイトは、1件もGoogle検索サービスに登録されていなかったという。

 インターリンクによると、「.christmas」はクリスマスにぴったりの新gTLDだが、登録要件を設けていないため、年間を通した活用やクリスマス関連以外のサイトでも取得可能。「12月25日までに日本語で構成された『.christmas』のサイトが公開されることを楽しみにしている」とコメントしている。

(永沢 茂)