レビュー

意外とお安い!「オリジナル布マスク」をスマホでオーダーしてみた

TMIXで作成してみたフルグラフィック布マスク

 不織布マスクの供給が見えなくなった際に注目された布マスク。フィルターを内蔵できるタイプであれば、不織布マスクに近い性能になるだけでなく、洗うことができるのもポイント。また白色だけでなく、カラフルであったり、イラストが入っていたりと、アイテム化が散見される。

 ということで、本稿ではオンライン上にあるオリジナル布マスク作成サービスで、フィルター入れ替え式綿100%ガーゼマスク作成レポートをお送りする。

スマホで作れる、フルグラフィックオリジナル布マスクをオーダーしてみた

TMIX

 オリジナルアイテムの作成サービスは多く存在しており、個人向けから企業向けまで様々だ。

 今回はうっかり作ってしまいそうな価格帯で、かつブラウザ上で処理が完結し、納期が比較的短いという条件で絞り込み、TMIXに決定した。

 同社は布マスクだけでなく、Tシャツやパーカー、タオルなどもラインナップにあり、布マスクはCOVID-19によるマスク需要の急速な高まりに対応すべく、自社工場での生産をスタートしたという。

製品名は「オリジナルプリントマスク大(男性用)masuku01

 布マスクは男性用(115mm×155mm)か女性用(112mm×145mm)のふたつから選べる。

 いずれも価格は2500円(税別)。色数の制限はなく、プリント代込み、1枚から送料無料と手を出しやすいほか、10枚以上になると単価が1250円(税別)になるのもポイントだろう。

 先に記しておくと、男性用でもかなり大きく筆者の場合(身長170cm)でも余裕があった。小顔な人は女性用でも大きすぎるかもしれない。

スマホからの場合、入稿方式はエディタかプロにデザイン依頼(無料)のふたつ。PCブラウザの場合はPSDやAIでの入稿にも対応する

 TMIXサイトでは、PCとスマホとも共通してブラウザ上で動作するエディタから入稿が可能だ。

 今回はスマホのみで入稿まで進めてみた。機能としては、画像の読み込み、スタンプや文字の追加のほかレイヤー概念もある。

 作成にあたり、情報処理学会から許諾を得て、同会のLINEスタンプに収録されている、とてもパワフルなイラストを使用した。

 以下はスクリーンショットで入稿まで見ていこう。

テンプレートが表示される。ガイドはオンオフ可能だ
画像を追加したところ。PNGに対応しており、透過処理もOK
カラー変更は追加した画像に適用可能。落影や輪廓も作れる
文字を載せたところ。フォントもいくつか選べる
重ね順(レイヤー)を確認しているところ
背景は階調の出が気になったので、写真を採用した。写真は、結婚式場で撮影したグランド鎌クロス3
グランド鎌クロス3本体ではなく、左右のボケに用事があったわけだが
入稿に関わる処理が終わるとシェアの確認がある

できたものはこちら

 では実際のマスクを見ていこう。入稿から3〜4日での到着が目安になっており、5月19日に入稿して、5月22日に手元に届いた。

パッケージはとくになく、ビニール袋に梱包されているだけ。本体のほかサージカル相当のフィルター5枚も同梱されており、フィルターは6日での交換推奨とのことだ。またポケットはふたつあり、2枚重ねもOKとなっている。

到着したもの
裏面
ポケットはふたつ。広いため、大型のフィルターも収納しやすい

 印刷は意外と黒が黒らしく出ており、きめ細かくイイ感じだ。階調については、下記写真でもわかるように、さすがに大雑把であるため、写真をそのままアップロードするよりは、写真加工アプリでイラストに寄せておくとよさそうだ。

イラストであれば問題なさそうな
細かい階調はさすがにジャンプしているが、おおよそは発色している
けっこうデカい。女性用で良かった感

サイズについては、上記しているように男性用でも立体マスクみたいなサイズ感になっており、端がちょっと余ってしまった。
幸い紐の取り替えはカンタンなので問題ではない。

なお洗濯については、厚労省や経産省が公開する布マスクの洗い方と同じだ。

注意書きとチラシ
ちなみに、このイラストのTシャツも存在している。技術書典に出展していた情報処理学会ブースで入手した。とてもオススメ。場所によっては、ちょっとできる人に囲まれが
  相殺効果を狙ったコーデ

 TMIXの布マスクは1点からオーダー可能でありつつ、低価格帯ながら出力結果も良好だった。自宅もしくは近所お出かけ用に使い回せる布マスク検討してみるのであれば、オリジナルマスクにトライしてみてはどうだろう。