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Windows 10 EOSまであと1カ月!! 今すぐ買えるPCはどれだ? マウスコンピューターに聞いてみた

 Windows 10のサポート終了(EOS)まで、残り1カ月を切った。すでにWindows 11 PCへのリプレースを完了している企業が多いと思うが、中には予算の関係などで、ギリギリまでWindows 10 PCを使いたいと考えている企業もいることだろう。

 とはいえ、さすがにそろそろWindows 10 PCのリプレースに動く必要がある。そこで今回は、Windows 10 EOSに備えたWindows 11 PCの最新の需要動向や、今からでも間に合うオススメWindows 11 PCについて、マウスコンピューターに聞いてみた。

法人向けPCも多く扱うマウスコンピューター

大企業のリプレースはほぼ終了も、中小企業や行政、医療法人はこれから

 過去にも、OSのサポート終了直前にPCのリプレースが殺到したことがあった。

 それが、2020年1月にサポートが終了したWindows 7の時だ。サポート終了直前となる2019年後半から2020年初頭にかけて、PCのリプレース需要が急増したことでPCが品薄になり、思うようにリプレースできなかった、という声が多く聞かれた。

 では、現在の状況はどうなのか。この点をマウスコンピューターに聞いてみたところ、大企業を中心とした大規模なリプレースは2024年下期から2025年夏までにほぼ終了し、すでにピークは過ぎているという。ただ、2025年夏以降は、中堅中小企業や行政、医療法人などからの問い合わせや注文が続いており、少なくとも年内は昨年度よりも需要が増えると予想しているそうだ。

 大規模リプレースがほぼ終了しているということは、PCの製品在庫に関してそこまで心配がないという印象を受けるかもしれない。しかし、年内は昨年度よりも需要が増える予想ということは、在庫が潤沢にあるという保証は全くないとも言える。なにより、人気機種については注文が殺到して、通常より到着まで時間がかかったり、在庫がなくなって購入できない、という可能性も十分に考えられる。

 マウスコンピューターも「現在の納期の目安は最短4営業日出荷ですが、需要によって納期が変動する可能性もありますので、お早めにお問い合わせページや担当営業までご相談ください」とのことで、やはりなるべく早めに動くことが重要だろう。

マウスコンピューターではWindows 10 EOSに向け、法人向けの買い替え応援セールも実施中

売れ筋はCore i5搭載製品で、コスパ重視でRyzen 5も

 では、現在の法人向けPCの売れ筋はどういった仕様の製品なのか。

 マウスコンピューターでは、ノートPC、デスクトップPCともに、Core i5搭載製品が最もよく売れているという。Core i5搭載製品は、価格と性能のバランスに優れることもあって、コストにシビアな法人ユーザーに広く選択されているのだろう。

法人向けで人気なのはCore i5搭載モデル

 また、より高いコストパフォーマンスを求める企業では、AMD Ryzen 5搭載製品の選択も増えているという。旧来、ビジネスPCは互換性重視でIntel製CPU搭載PCを指名買いする企業も多かった。しかし近年、AMD Ryzenシリーズ搭載PCで互換性問題が発生することはないと企業の理解が進んだことや、圧倒的なコストパフォーマンスから、選択する企業が増えているようだ。そのため、とにかくPCリプレースのコスト確保が厳しいという場合には、Ryzenシリーズ搭載PCも選択肢として考慮したい。

 ところで、ここ数年は、ビジネスシーンで広くAI活用が注目されており、せっかくPCをリプレースするならAI PCがいい、という声もよく聞かれている。マウスコンピューターによると、法人向けPCの販売実績としてAI PCはまだ1割以下と、まだそれほど多くないそうだが、14型モバイルPCなど特定ジャンルにおいてはAI PCのシェアが3割を超えるときもあるそうで、AI PCに期待して購入する企業も一定数増えているという。

 同時に、AIを活用する企業が多くなるにつれて、開発者のニーズを満たす高性能PCも比較的多く売れるようになってきているそうだ。例えば、デスクトップPCではコンパクトでもビデオカードが搭載できる拡張性や処理能力に優れる製品を選ぶ企業が増えていたり、CADやBIM、CG製作などの特定用途向けアプリ利用者は、高性能ビデオカードや第13/14世代のCore i9を搭載する超高性能なデスクトップPCを選択する例も多いという。

 この高性能PCの例は全ての企業に当てはまるものではないだろう。ただ、AI PCについては、一般的な企業にとっても十分活躍できる可能性がある。

 資料集めやレポート作成などの時間や労力のかかる作業をAIで省力化し、本来の業務に集中できるようになるため、従業員の負荷軽減や作業効率の向上に繋がる。しかもAI PCは高性能なため、より長期間利用でき、PCライフサイクルでのトータルコスト的にも有利となる。

 予算面の制約などもあるだろうが、将来性や作業効率を考えれば、AI PCをオススメする。

今すぐ買うならこれ! マウスコンピューターのオススメPC

 最後に、現在のマウスコンピューターの法人向けPCの売れ筋と、オススメ製品を聞いてみた。

 まずノートPCでは、Core i5-1235U搭載の14型モバイルノートPC「MousePro C4-I5U01BK-B」がよく売れているという。申し分ない性能面に加えて、指紋認証搭載によるセキュリティ性、Wi-Fi 6E対応、軽量で携帯性に優れていることなどが評価されているそうだ。

人気の14型ノートPC「MousePro C4-I5U01BK-B」

 デスクトップPCも根強い需要があるそうで、以前から継続して導入する企業が少なくないという。売れ筋は「MousePro LP/BPシリーズ」とのことで、中でもMousePro LPシリーズは幅99mmとスリムながら拡張性に優れ、幅広い用途に合わせてカスタマイズ可能なことから人気とのこと。搭載CPUはCore i5の選択が多いそうだ。

スリムなデスクトップPC MousePro LPシリーズが人気
ミニタワーデスクトップPCのMousePro BPシリーズ

 また、省スペースPCとしては、VESAマウント対応ディスプレイの背面に搭載できる「MousePro CRシリーズ」も人気があるそうで、特に、税込6万円台から購入できるCeleron搭載モデルや、人気のCore i5搭載モデルがよく売れているそうだ。

省スペースPCのMousePro CRシリーズ
ディスプレイ背面にも取り付けできる

 なお、マウスコンピューターでは、現在MousePro公式サイトにおいて、買い替え応援セールを実施中。モニターとセットで到着後すぐに利用できるセットモデルを用意するとともに、セール対象製品は全て「翌営業日出荷対応」とのことで、少しでも早く新しいPCがほしい企業にとっても心強い。

 しかも、急ぎの大量導入の場合でもソフトウェア導入や設定も含めた細かなカスタマイズが可能なキッティングメニューを用意しているという。こういった柔軟な対応が可能なのも、長年法人対応を行ってきたマウスコンピューターの魅力だ。Windows 10 EOSに間に合うよう、急いでPCをリプレースしたいと考えているなら、ぜひチェックしてみてもらいたい。