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自宅のWi-Fiルーターを手軽に診断、「am I infected?」の使い方と結果の見方
2025年11月13日 06:10
「Wi-Fiルーター見直しの日」で、自宅のWi-Fiルーターの状態を確認できる診断サービスとして紹介している「am I infected?」の使い方を紹介する。
とはいえ、難しいところは一切ない。自宅のWi-Fiに接続した状態で、ウェブサイトにアクセスしてメールアドレスを入力すれば、5分ほどで検査結果のメールが届くので、そのメールに記載されているURLにアクセスすれば、結果を見られる。
注意点は1つだけ。メールアドレスの入力と、検査結果を開くのを、同じウェブブラウザーで行うことだ。PCからメールアドレスを入力し、スマートフォンから検査結果を開こうとした場合などでは、検査結果が表示されない。必ず同じウェブブラウザーで検査結果を開こう。
「問題は見つかりませんでした」ではなかった場合は?
もしも検査結果画面で「問題は見つかりませんでした」と表示されなかった場合、何らかの問題があることになる。「ファームウェアが古い機器」などの項目が指摘された場合は、ファームウェアを更新して再度診断してみよう。
「メーカーのサポートが終了した機器」が指摘された場合や、対処方法が分からない場合は、新しいWi-Fiルーターへの買い替えを検討しよう。現行の家庭向けWi-Fiルーターはサイバー攻撃に対する基本的な対策がされており、買い替えて接続すれば、問題のない状態で利用できる。
「外部にネットワークが公開されている可能性」がある場合は?
「am I infected?」では2025年以降、Wi-Fiルーターの一部のポートが開放されているかどうか検知し、問題だとは限らないが、確認が必要な状態として、確認を行う新機能が追加された。
Wi-Fiルーターのポートとは、ネットワーク内部のサービスを提供するために開放(通信可能に設定)するもので、特に必要がなければオフに設定される。しかし、自宅のNASにインターネットからアクセスしたい、ゲームでマルチプレイをしたい、などの目的で、開放されることがある。
意図的に、適切な設定によってポートが開放されているなら問題はないと考えられるが、意図せずポートが開放されている場合は、検査結果で「ただし、外部にネットワークが公開されている可能性があります」というメッセージが表示される。あわせて、ポートが開放されていることで考えられるリスクの説明とアンケートが表示され、どのような対策を行うか(または行わないか)をたずねられるので、回答しよう。
意図せずポートが開放されていて、対策の方法が分からない場合などは、「am I infected?」を運営している横浜国立大学にサポートを依頼することもできる。







