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「火垂るの墓」にまつわる原作者父娘のエピソード、本人によって正式に否定される

 「火垂るの墓」原作者の野坂昭如氏の長女で随筆家である野坂麻央氏がブログに掲載したエントリが、ネットユーザーの間で注目を集めている。

 これはネットで有名なコピペである「火垂るの墓」にまつわる父娘のエピソードに言及したもの。その内容とは、学校の国語の授業で「火垂るの墓」が題材に使われた際、「作者の気持ちを答えなさい」という設問に対して、父親から直接聞いた「締め切りに追われて必死だった」という回答を娘がそのまま書いたところ教師から怒られたというものだが、麻央氏はこれを事実無根と否定。「いかにも父が言いそうなことではありますが。一部で都市伝説のような有名なネタとなっているみたいです。」とのことで、創作されたエピソードであったことを明かしている。今回、アニメ版の監督である高畑勲氏の逝去によって金曜ロードショーが放映され、このエピソードがまた話題になったタイミングだっただけに、“都市伝説”を訂正するにはちょうどよいタイミングだったようだ。ちなみにこの都市伝説自体は少なくとも2007年以前から存在しており、2ちゃんねるの有名なコピペとして広範囲に拡散してしまっていることから、今回の訂正が行き渡るとしても、かなり先のことになりそうだ。