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「全セッションのたった0.01%」FirefoxがRSS/Atomフィードリーダーの提供を打ち切りへ

 Firefoxに内蔵されているRSS/Atomフィードリーダーが、2018年12月から提供されるFirefoxのバージョン64から削除されることが明らかになった。

 削除が決まった理由としてはメンテナンス性やセキュリティ上の問題が挙げられているが、現実的にこのRSS/Atomフィードリーダーはほとんど使われていなかったそうで、開発者の一人がブログで明かしたところによると、これらリーダーが全セッションに占める割合はたった0.01%しかなかったとのこと。昨年秋にリリースされたFirefox Quantumことバージョン57でプログラムが刷新されたあともこれらは従来のまま残っており、今回これらを削除することでさらなる高速化を図る狙いもあるようだ。あくまで機能として使われていなかったというだけで、これだけでRSSの終焉と言うには無理はあるだろうが、かつてのGoogleリーダーのサービス終了も含め、数年前からRSSリーダーには逆風が吹いており、今回もその一端と見なす人は多いようだ。ちなみに同社ではRSSフィードの表示は今後アドオンを利用するよう呼び掛けている。