やじうまWatch

リニューアルで物議のGoogle マップ、私道や専用道路までルート候補に表示される?

 リニューアルされたGoogle マップで、実際には利用できない関係者専用の道路や私道などがルート候補として案内されるケースが多発している。

 Google マップの大幅な変化は、これまで地図データを提供してきたゼンリンとの提携終了が原因と推測されているが、これまで表示されていたバス停が見えなくなったり、道路が実際と異なる幅で表示されるといった問題のほかに、実際には利用できない道路がナビで案内されるケースが多発しているようだ。代表的な例としては、日本一長い私道として知られる宇部興産専用道路がおすすめされたり、また、高速道路のメンテナンスに使われる出入口がインターとして表示されるケースがあるようだ。ネットでは、過去の通行実績データをGoogleが利用可能な道路とみなしてルート候補に表示している可能性が指摘されており、かつてフィットネスアプリのヒートマップ機能で軍事施設の位置が露見した事件と同じことが、Google マップでも起こっていることになる。これら問題は追って修正されるだろうが、当分の間は見知らぬ土地へのルートを検索する際、疑ってかかる慎重さは持ち合わせておいたほうがよさそうだ。