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日本古来の「くずし字」、AIでどう読み取る? 世界的なコンペティションが7月中旬から開催決定
2019年7月10日 10:00
日本古来の「くずし字」の認識に挑む世界的なコンペティションが、7月中旬から開催されることが決定した。
日本の古文書はそのほとんどが「くずし字」で書かれており、それゆえ解読が難しいことで知られる。「くずし字認識:千年に及ぶ日本の文字文化への扉を開く」と題する今回のコンペは、AIを用いてこれらの認識に挑むというもので、データ分析プラットフォーム「Kaggle」を用いて世界のAI研究者・技術者を対象に行われる。くずし字の解読が進めば古文書に記された過去の自然現象を防災計画に役立てられる可能性もあるほか、日本文化への関心が世界的に高まるなどの副次効果も期待できることから、コンペへの期待は大きい。なお、詳細な情報はコンペが開始される7月中旬に公開され、参加者はその3カ月後に設定される〆切日までにアルゴリズムを提出するというスケジュールが予定されている。
- 本コンペのページ(Kaggle)(コンペ開始日に公開予定)
https://www.kaggle.com/c/kuzushiji-recognition - Kaggleコンペティション:くずし字認識(ROIS-DS人文学オープンデータ共同利用センター)
http://codh.rois.ac.jp/competition/kaggle/