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俺達の時代にこれがあれば……「スマホ持ち込みによる中学入試」が斬新と話題に

 暗記能力を問うのではなく、検索などのスキルを総合的に問う「スマホ持ち込みOK」の中学入試がネットで話題になっている。

 これは東京女子学園中学校が来年2月の入試で導入する「スマホ持ち込みOK入試」で、私物のスマホ、もしくは学校側が用意するタブレットを用い、検索機能、アプリによる計算機能や、図書資料などを自由に使って解答するというもの。同校によると「従来型入試では、主に知識の量が問われ、思考力入試・適性検査型入試では思考力、表現力、読解力が問われてきました」とし、今回の入試では「その能力を従来の知識の量とは異なったスケールで評価いたします」としている。対象となるのはいまのところ算数1科目のみと限定されているが、同校サイトに掲載されているサンプル問題を見る限り、算数の枠に収まらない検索能力やデータ取り扱いのスキルが求められており、成人であってもかなり差が付きそうな印象だ。ネット上では、いわゆる暗記型の学習ではないことを好意的に捉える声が多く、自分たちの世代にあってほしかったと残念がっている人も少なくない。今後こうした入試が広がりを見せるのか、まずは同校の取り組みに注目だ。