やじうまWatch
ブラウザー「Safari」がプライバシー保護を強化、サードパーティCookieを完全ブロック
2020年3月26日 06:00
Appleのブラウザー「Safari」が、サードパーティCookieを完全にブロックする仕様へと改められたことが大きな話題だ。
これは3月24日にアップデートされたSafari 13.1で実装されたもので、これにより、広告業界で多用されている、サイトをまたいだユーザーの行動追跡が行えなくなる。サードパーティCookieのブロックは、プライバシーの保護を目的としてFirefoxやChromeなどさまざまなブラウザーで対応が進められているが、今回、Safariがいち早く実現したことになる。デフォルトがブロック状態というだけで解除することも可能だが、これらの施策をわざわざオフにするユーザーはいないとみられ、事実上の完全排除と見て差し支えない状態だ。ちなみに対象となっているSafariはmacOS、iOS、iPadOS全てで、ブラウザーとしてはTorに次いで2番目となる。著名ブラウザーの対応により、サードパーティCookie排除の動きはますます加速しそうだ。
- Full Third-Party Cookie Blocking and More(WebKit)
https://webkit.org/blog/10218/full-third-party-cookie-blocking-and-more/ - Building a more private web: A path towards making third party cookies obsolete(Chromium Blog)
https://blog.chromium.org/2020/01/building-more-private-web-path-towards.html