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広告ブロックツールを導入済みだと広告ブロック付ブラウザーの導入を促される事案が発生中

 広告ブロックツールを導入済みのブラウザーでサイトなどを閲覧していると、広告ブロック付ブラウザー「Brave」の導入を促されるポップアップが出現する事案が多発し、波紋を呼んでいる。

 BraveはChromiumベースのブラウザーで、広告やトラッカーをブロックする機能を標準搭載していることで知られるが、現在起こっている現象は、広告ブロックツールを導入済みのChromeなどで特定のサイトを表示すると、それらツールをオフにするか、あるいはBraveのインストールを選ばせるポップアップが表示されるというもの。広告ブロックツールをオフにするよう促すポップアップは海外では一般的だが、代替の選択肢としてブラウザーのインストールを促すのは珍しく、それがよりによって広告ブロックをうたうBraveであることが、より波紋を呼んでいる格好だ。サイト側からすると、自社広告を表示させれば広告収入につながり、Braveを配布すれば紹介料の収入につながるという、どちらに転んでも利益になるというからくりと推測されるが、そのしつこさゆえユーザーからは苦情も多く上がっており、すでに掲載を取りやめる大手新聞社サイトも出てきているようだ。ちなみにBrave側は公式サイトおよびSNSでも、これまでのところこの件に言及していない。

  • 広告を表示することで仮想通貨(ポイント)が稼げる「Braveウェブブラウザ」が消すことが出来ない広告を他のブラウザに表示する嫌がらせをする(Togetter)
    https://togetter.com/li/1516332
  • Brave
    https://brave.com/ja/