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今後は公表が相次ぐかも? 日立グループがいわゆる「PPAP」メールの利用廃止を発表

 日立グループが、パスワード付きZIPファイルを添付したメールを廃止することを発表し、ネット民の間で話題になっている。

 これは一般的に「PPAP」という呼称がすっかり定着した、パスワード付きのZIPファイルをメールで送り、その後、別のメールでパスワードだけを送る――という習慣を、12月13日以降の全てのメール送受信において廃止するというもの。今回のアナウンスは同グループとメールの送受信を行う取引先に向けられたもので、廃止の理由として「日立グループだけでなくお客さまや取引先さまのセキュリティを確保するため」としている。いわゆるPPAPは、すでに昨年11月の段階で内閣府および内閣官房が廃止を発表しており、それに追従している企業・団体も多いとみられるが、今回の日立グループのような大手の「宣言」によって、こうした動きにはずみがついたり、あるいは積極的に公表する企業が出てくることも予想される。ちなみに廃止以降のデータの授受の方法については「適宜担当者にご相談頂けますと幸いです」としており、具体的な代案は示していない。