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AirTagの機内への持ち込みはNG? ルフトハンザ航空の説明で混乱発生中

 ドイツのルフトハンザ航空が、「AirTag」の機内持ち込みを禁止したと報じられたものの、しばらくしてそれを撤回する声明を出すなど、混乱が発生している。

 事の発端は、最近スーツケースに取り付けられる機会が増えている忘れ物防止タグ「AirTag」について、ルフトハンザ航空が機内持ち込みだけでなく、受託手荷物として預けることすら禁止したという同国メディア「watson」の報道。ルフトハンザ航空の担当者は、荷物トラッカーは携帯電子機器に属するため、国際民間航空機関(ICAO)の危険物規制の対象であり、携帯電話などと同様に電源をオフにしなければならないと語っているが、ほかの大手航空会社ではそうした規制は行われておらず、ネット上ではルフトハンザ航空の対応を非難する声が上がっていた。これに対してルフトハンザ航空は10月11日に新たな声明を出し、同社はAirTagを禁止しておらず、また、AirTagにこれらの規制を適用するかを判断するのは当局であり、解決策を見つけるために各機関と連絡を密にしているとコメント。事実上、前言の一部を撤回した格好になった。ちなみに米国運輸保安庁(TSA)ではAirTagを含む荷物トラッカーを機内持ち込み手荷物と受託手荷物の両方において許可しているなど、国や航空会社によって対応には大きな隔たりがあり、AirTagをはじめとした荷物トラッカーへの対応がまだ追いついていないだけというのが、現在の状況と言えそうだ。