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HDDは2015年を境に劣化しやすくなった? データ復旧会社が約2千台のHDDを調査して判明

 データ復旧会社が、HDDは2015年を境に耐久性が下がっていること示す調査結果を公表し、一部で波紋を呼んでいる。

 これはデータ復旧を手掛けるSecure Data Recoveryが公表したもの。同社が2022年に受領した6社・2007台のHDDについて電源投入時間と現在生き残っているセクター数を調べたところ、各メーカーの耐久性と回復力が高い上位5つのHDDは、いずれも2015年以前に製造されていることが判明したという。反対に各メーカーの耐久性と回復力が最も低いHDDのほとんどは2015年以降に製造されており、Secure Data Recoveryでは「一般的に、古いドライブは新しいドライブよりも耐久性と復元力に優れているようだ」としている。同社は具体的な理由について明言は避けつつも、その時期に起こった具体的なエピソードとして2013年に記録密度の高いSMRドライブが発売されたことを紹介しており、これが少なからぬ影響を与えている可能性がありそうだ。メーカー別の分析など細かいデータは、リンク先を参照されたい。